大事な意思決定に失敗するのは視野が狭いから!解決策3つ!
今まさに転職活動中の僕なわけなんですが、
転職活動においては大なり小なり意思決定を求められることも多いです。
特に求人なんて生モノと一緒なので、
自分がどうしようか迷ってる時でも、
市場は待ってくれないものです。
そんな中で後悔しない意志決定を行うにはどうすればいいのでしょうか?
本記事では事例を参考書から紹介しながら最後に解決策3つを紹介しようかと思います。
- 事例:視野が狭くなり選択肢が少ない状況だと大事な意思決定に失敗する
- 事例:10代女性は要注意!?65%の意思決定が選択肢が1つ
- 解決策:視野狭窄を回避するにはどうすればよいか?
- 参考書籍:決定力! ――正しく選択するための4つのステップ
事例:視野が狭くなり選択肢が少ない状況だと大事な意思決定に失敗する
意思決定を行う時にはその選択肢の数が重要になってくることがあります。
例えば、
ポール・ナット氏の168件におよぶ、
企業、非営利組織、政府機関の意思決定の調査(1993年)によると、
- 「~べきか否か」形式の意思決定の52%は長期的に見て失敗している。
- 選択肢が2つ以上ある意思決定は32%しか失敗していない。
- 選択肢を2つ以上考慮していたケースは29%程度だった。
ということが分かりました。
※ここで言う「~べきか否か」形式の意思決定とは、
例えば転職を例に言えば、
〇〇株式会社に内定をもらったが、
そこに入社すべきか否か?みたいな、
Yes or Noで一つの選択肢について考える意思決定のことです。
つまり、
選択肢が2つ以上ある意思決定の方がその先で失敗する可能性が低い。
ということです。
事例:10代女性は要注意!?65%の意思決定が選択肢が1つ
先の例に続いて、
人間は特に意識しなければ、
選択肢の視野が勝手に狭くなってしまうということがあります。
例えば、
カーネギーメロン大学の研究者のバルーク・フィッシュホフ氏が行った、
10代少女の意思決定プロセスについて研究があります。
内容としては、
最近の学校、両親、洋服、仲間、健康、金銭、余暇の7つの分野の意思決定についてインタビューを行いました。
結果分かったのは、
- 一番目に多かったのは選択肢のない意思決定(例:人のせいにするのはやめるなど)
- 二番目に多かったのは一つの選択肢について考える意思決定(例:友達と一緒にタバコを吸うべきか?など)
であり、
決意表明形式、「~べきか否か」形式の意思決定だけで10代の少女の意思決定の約65%を占めていた。
ということです。
ちなみに、
選択肢が2つ以上あった意思決定は30%、
残りの5%は選択肢を探したり、作ったりするタイプのものだったそうです。
つまり、
10代の少女が意思決定するというときは、
実際には選択肢がほとんどない状況で意思決定をしていることが多い。
ということです。
これはアメリカの10代の少女を対象にした調査ですが、
僕たちにも共通している部分はたくさんあります。
先の事例と合わせるとやはり、
転職などの重要な場面で後悔のない意思決定をするには、
視野が狭い状況(視野狭窄)を回避する必要がありそうです。
解決策:視野狭窄を回避するにはどうすればよいか?
転職を例に〇〇株式会社に内定をもらったが、
そこに入社するかどうかの意思決定で悩んでいたとしましょう。
ここでは3つの解決手段を書いていきます!
機会費用を考える
その意思決定を行う場合のコストを、
別な選択肢にあてた場合どうなるだろう?
と考える方法です。
内定を貰った〇〇株式会社で働くとなった場合のコストとしては、
労働の場合は通勤時間、労働時間がコストになると考えられます。
※ストレス的なコストに関しては、
働いて見て人間関係がわかったり、
意外と肉体労働多いなというケースが多いと思うのでここでは省きます。
その時間を使って他にできること例えば、
- 起業したりフリーランスになった場合どう成長できるだろうか?
- 今の残業が無い労働に加え副業を行ってみてはどうだろうか?
などを考えてみます。
これは実際にそうしなければならないということは無く、
選択肢を広げて考えてみることで、
意外な可能性に気が付くことが出来ます。
今ある選択肢が無くなったら?を考える
〇〇株式会社の内定が取り消された!という場合、
自分だったらどうするか?
と考えるものです。
この場合、
- 転職活動を再開して似た条件の起業に狙いを絞る。
- 今の会社に残って転職活動をぼちぼち続けながらいい条件の企業を探す。
とかですかね!
「~べきか否か?」と考えたら注意する
内定を貰った〇〇株式会社に入社すべきか?
と考えたら意思決定に失敗する可能性が高いので、
IF THENで対処する方法です。
おすすめとしては、
- 大きめの付箋に「~べきか否か?」と考えたら選択肢は他にないか考える。と書いて壁に貼っておく。
- スマホのスケジュールにリマインダーを付箋同様に設定しておく。
などが手軽です!
参考書籍:決定力! ――正しく選択するための4つのステップ
決定力! ――正しく選択するための4つのステップ (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: チップハース,ダンハース,千葉敏生
- 出版社/メーカー: 早川書房
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